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ある意味、テニス求道。 2009年7月、20数年に及ぶ我流からの脱却を図るべくテニス再入門。にもかかわらず、技術修得よりも道具やらスタイルやら、不埒な方向へ関心が向いてしまう不良ビギナーです。テニスをめぐる“偏愛”をこのブログで発散して、本来の求道(ぐどう)を歩みたいという魂胆。

反省~肉離れで全治2ヶ月~

肉離れをやってしまった。今日から1ヶ月松葉杖だ。
いまは本当に反省している。
自分の体を甘く見ていたからだ。

昨日、2回目のレッスンを終えた後、あまりに楽しかったので
日曜の午後(ここのところ毎週出ている)のレッスンにも振替を入れた。
しかし、家に帰りシャワーを浴びたところで少し疲れが出た。
夕方出かける用があったのだが、その時にはかなり疲労があった。
翌日のテニスは、このあたりでキャンセルすべきだった。

そして今日。サンプロ最終回を見てからテニスに向かった。
疲れがなかったと言えばウソだが、やはりやりたくて仕方がなかった。
12時過ぎにスタート。今日は昨日と打って変わって肌寒い。
受講者のみんなと「こんな日にテニスするのは自虐的だよね」と談笑していた。
そしていつものようにウォーミングアップ。
本当にいつものように、真面目にやるでもなくいい加減にやるでもなく。

ミニラリーからストロークの練習、ボレーの練習。
そして2対2のポイント。事故はそこでおきた。

コーチと組むチャンピオンチームと、4ポイント先取で勝負するというメニュー。
僕は女性とチャレンジャーチームを組んでいて、コーチから球出しが来たときだったろうか、
ベースラインからバッと前に出ようとした瞬間、
ガツンと後ろから蹴られたような感じでバタンと前に倒れた。
左足の足首付近に激しい衝撃を感じた。
(何か「ゴツン」という音が聞こえたような気がした)
何が起きたのかわからない。両膝をついて、立てなくなっていた。
気がつくと周りに人が集まって心配そうにのぞきこんでいた。
「音がしましたか?」と隣の女性に訊いたら、膝をついたときの音じゃないかとのことだった。
膝を見たら穴があいていた。相当強く倒れたようだった。

はじめはボールを踏んだのかと思った。
(足を捻った感じはなく、その不安はなかった)
直後は傷みを感じなかったが、力が入らずとてもじゃないが立っていられない。
「アキレス腱でないといいが」と思いながらビッコ引き引きベンチに向かった。
みんなはそのままサーブの練習。

クラブハウスから別のコーチが氷入りのバケツを持ってきてきた。
「ここに足を入れて20分冷やしてください」
ただでさえ寒いのに氷水に足を突っ込むのはつらかったが仕方がない。
脱いだウィンドブレーカーを着こんでみんなのプレーを見ていた。
そうするうちに傷みだした。足首というよりふくらはぎだ。
コーチに「どこか整形外科を紹介してほしい」と言ったら日曜で救急しかないというので
近くの大学病院の救急センターに連絡してもらった。
コーチが付き添うと言ってくれたが申し訳ないので辞退した。
幸い左足だったので自分で運転できた。

途中、腹が減ったのでセブンイレブンでおにぎりとトン汁を調達。
腹ごしらえをして病院に行った(空腹で待たされるのはつらいので)。

この大学病院の救急センターに来るのは15年ぶりだ。
食事をしていたら急に横腹に激痛が走り、
タクシーで駆け込んだら尿道結石ではないか、とのことだった。
(結局石は見つからなかったが座薬と点滴ですっかり治った。尿と一緒に出た?)

受付で足を見てもらい、30分ほど待って診察を受けた。
「腱はしっかりしていますね。肉離れでしょう」
よかった。アキレス腱なら即入院だったろう。
「しばらくは松葉杖ですね。4週間でとれるでしょう。
体を動かせるようになるのは6週目から。
テニスは少なくとも2~3ヶ月は無理でしょうね」

ガーン。ショックが大きくて言葉にならない。
1ヶ月松葉杖かぁ。仕事にも支障が出るなぁ。
自分の愚行を激しく悔いた。

「ウォームアップ不足ですか?」と訊いたら「それもあります」とのこと。
「ダッシュするときに起きやすいんですよ。ガツンと来るらしいですね」
確かに…。やはり無理をしすぎたんだろう。
仕事その他で忙しかった上に、土曜日に午前午後とテニスをして、
疲労回復もしていないうちからさらにテニスをしたのがいけなかった。
今日はしっかり休養をとるべきだった。もう若くはないのだから…。

松葉杖は初めてだ。使い方がよくわからない。
病院の廊下で少し練習をした。
特大の杖を最大に伸ばしてやっと使えるくらいになった。
(腕が長いので、持ち手のところをもっと下げる必要がある)

会計が終わり薬局で湿布をもらってから倶楽部に戻って報告した。
2ヶ月テニスできないとなれば休会するしかない。
書類を書き、「お騒がせしました」と頭を下げた。
2人のコーチは見当たらなかったが、いつものコーチがいたので事情を話した。
「しっかり治して戻ってきてください」と励まされた。

冒頭にも書いたが、反省している。明らかに僕の甘い考えが原因だ。
昔とは体力も筋力も違うのだから、いくら楽しいからといって
レッスンを無茶に入れるものではない。
僕はどこか、そうやってマゾヒスティックになる傾向があるが、
これを機にそれを改めないといけない。

帰ってからネットでいろいろ調べたらすべての要因が当てはまっていた。

・急激な運動(ウォームアップ不足)
・疲労
・寒さ
・加齢による体力減衰

あ~、本当に情けない。もう二度とこんなことはしたくない。
肉離れは癖になるのが一番怖い。
テニスを長く続けたいので、いまはガマンして早く復帰することだけを心がけよう。

さて、このブログは今後どうやって続けよう?(笑)
テニスに復帰するまでは、他のテーマで書くしかなさそうだ。

治癒の経過報告もかねて、いろいろ書いてみます。
スクール求道 | 投稿者 ノア 21:03 | コメント(0)| トラックバック(0)
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