2010年04月02日
二転三転…
今回の怪我は、状況が二転三転して大変だった。
怪我の直後に搬送された大学病院で「単なる肉離れ」と誤診されて、
その3日後に行った会社近くの開業医に「アキレス腱が切れている」と言われ
翌日、紹介状を携えて最初に行った大学病院の外来に行ってみた。
(以下、その先生との会話)
「あ~、確かに切れてるね」
「やっぱり…(救急のヤブめ!)」
「アキレス腱はね。手術する方法としない方法があるんだけど」
「昨日の先生は手術しないとダメって…」
「病院によるよ。うちの大学は研究目的もあって手術しない方針なんだ」
「そ、そんな…。だって、手術した方が早く治るんですよね?」
「そうだね。ギプスだと完治まで1年かな」
「うわー。あと手術のメリットは何ですか?」
「治りが早いこと。あと再断裂の可能性は低いね」
「はぁ…。ギプスだとどんな感じですか?」
「ここのギプスは膝上で膝が曲がらないから多少つらいかもね」
「車の運転もできませんね。やっぱり手術したほうが…」
「それならよその病院でやるしかないね。紹介状書くから」
「(また紹介状か…)僕が探すんですか?」
「ここと提携しているM病院なら手術すると思うよ」
「じゃ、そこにします」
会計を済ませ、M病院に電話した。12時までに来いと言う。
その前に嫁に電話する。
車の運転も出来ず(会社に行けない)松葉杖生活が長いのは困るので、
やはり手術しよう、ということになった。ところが…。
(以下、M病院の先生との会話)
「『うちが手術する』って言ってた? ここ5年ぐらいしてないよ」
「えーっ?(まったくいい加減なことばかり言いやがって)」
「手術して入院するよりギプスのほうがいいでしょ?」
「でも車の運転とかは?」
「うちのギプスは膝下だから楽だよ。杖がとれるまで6週、その後6週は装具」
「スポーツができるようになるのは?」
「普通に歩けるのが3ヶ月後ぐらい。テニスは半年がひとつのポイントかな」
「(意外と早いな…)ほかに手術しないことのメリットは?」
「傷口の問題がないこと。昔のプロ野球選手でそれで引退早めた人もいるよ。
それと、今すぐ手術できるわけじゃない。早くても来週金曜かな」
「げ。それだと3週間になるじゃないですか(そんなに休めない!)」
「どこの病院もそうだと思うよ」
「とりあえず家族と相談してみます」
「手術してもしなくても、今はギプスしといたほうがいいからね」
「お願いします」
ギプスをはめている間、先生と世間話をした。
「手術する病院としない病院はどっちが多いですか?」
「まだ手術するほうが半分以上じゃないかな」
「手術するメリットはほかには?」
「縫い方を調節できるね。あと確かに統計的には再断裂は少ない」
「ギプスだからと言って再断裂するわけじゃない?」
「少なくともうちの患者さんで再断裂したことはないよ」
「そうですか…」
「僕の後輩で整形外科医やってる奴がテニスでアキレス腱切ってね。
そいつ、いまギプスで治療してるよ」
「そうなんですか(笑)。…わかりました、手術しないことにします」
「でしょ(笑)」
最後の話がトドメを刺した。
ギプスが固まり、座ってみる。かなり楽だ。
足首を伸ばした形なので脚の長さがかなり違っているので、
歩くのはしんどいが、足の痛みはほとんどなくなった。
最初からこうしてもらえばよかった。
あの大学病院には二度と行くものか!(松葉杖は借りてるが)
会計を済ませ、会社と嫁に電話した。
今後のことはじっくり考えよう。
しかし、最終結論が出るまで病院に4回も行ったことになる。
大学病院の2回があまりに無駄だった。治療費返せ、と言いたくなる。
アキレス腱断裂は人生で初めての経験だ。
手術&入院をしてみたいという好奇心も少しはあったが、
それはこれから年をとればいくらでも経験するだろうから今回はパス。
これからいい季節になるのにテニスができないのは悔しいが、
神様がくれた休息だと思って、じっくり養生しよう。
(テニスもジムも休会手続きをとった)
みなさんもくれぐれもご用心ください。
僕と同世代の方は特に…。
怪我の直後に搬送された大学病院で「単なる肉離れ」と誤診されて、
その3日後に行った会社近くの開業医に「アキレス腱が切れている」と言われ
翌日、紹介状を携えて最初に行った大学病院の外来に行ってみた。
(以下、その先生との会話)
「あ~、確かに切れてるね」
「やっぱり…(救急のヤブめ!)」
「アキレス腱はね。手術する方法としない方法があるんだけど」
「昨日の先生は手術しないとダメって…」
「病院によるよ。うちの大学は研究目的もあって手術しない方針なんだ」
「そ、そんな…。だって、手術した方が早く治るんですよね?」
「そうだね。ギプスだと完治まで1年かな」
「うわー。あと手術のメリットは何ですか?」
「治りが早いこと。あと再断裂の可能性は低いね」
「はぁ…。ギプスだとどんな感じですか?」
「ここのギプスは膝上で膝が曲がらないから多少つらいかもね」
「車の運転もできませんね。やっぱり手術したほうが…」
「それならよその病院でやるしかないね。紹介状書くから」
「(また紹介状か…)僕が探すんですか?」
「ここと提携しているM病院なら手術すると思うよ」
「じゃ、そこにします」
会計を済ませ、M病院に電話した。12時までに来いと言う。
その前に嫁に電話する。
車の運転も出来ず(会社に行けない)松葉杖生活が長いのは困るので、
やはり手術しよう、ということになった。ところが…。
(以下、M病院の先生との会話)
「『うちが手術する』って言ってた? ここ5年ぐらいしてないよ」
「えーっ?(まったくいい加減なことばかり言いやがって)」
「手術して入院するよりギプスのほうがいいでしょ?」
「でも車の運転とかは?」
「うちのギプスは膝下だから楽だよ。杖がとれるまで6週、その後6週は装具」
「スポーツができるようになるのは?」
「普通に歩けるのが3ヶ月後ぐらい。テニスは半年がひとつのポイントかな」
「(意外と早いな…)ほかに手術しないことのメリットは?」
「傷口の問題がないこと。昔のプロ野球選手でそれで引退早めた人もいるよ。
それと、今すぐ手術できるわけじゃない。早くても来週金曜かな」
「げ。それだと3週間になるじゃないですか(そんなに休めない!)」
「どこの病院もそうだと思うよ」
「とりあえず家族と相談してみます」
「手術してもしなくても、今はギプスしといたほうがいいからね」
「お願いします」
ギプスをはめている間、先生と世間話をした。
「手術する病院としない病院はどっちが多いですか?」
「まだ手術するほうが半分以上じゃないかな」
「手術するメリットはほかには?」
「縫い方を調節できるね。あと確かに統計的には再断裂は少ない」
「ギプスだからと言って再断裂するわけじゃない?」
「少なくともうちの患者さんで再断裂したことはないよ」
「そうですか…」
「僕の後輩で整形外科医やってる奴がテニスでアキレス腱切ってね。
そいつ、いまギプスで治療してるよ」
「そうなんですか(笑)。…わかりました、手術しないことにします」
「でしょ(笑)」
最後の話がトドメを刺した。
ギプスが固まり、座ってみる。かなり楽だ。
足首を伸ばした形なので脚の長さがかなり違っているので、
歩くのはしんどいが、足の痛みはほとんどなくなった。
最初からこうしてもらえばよかった。
あの大学病院には二度と行くものか!(松葉杖は借りてるが)
会計を済ませ、会社と嫁に電話した。
今後のことはじっくり考えよう。
しかし、最終結論が出るまで病院に4回も行ったことになる。
大学病院の2回があまりに無駄だった。治療費返せ、と言いたくなる。
アキレス腱断裂は人生で初めての経験だ。
手術&入院をしてみたいという好奇心も少しはあったが、
それはこれから年をとればいくらでも経験するだろうから今回はパス。
これからいい季節になるのにテニスができないのは悔しいが、
神様がくれた休息だと思って、じっくり養生しよう。
(テニスもジムも休会手続きをとった)
みなさんもくれぐれもご用心ください。
僕と同世代の方は特に…。